2019年の展示

尾崎カズミ木版画展『道草のとちゅう』
2019年12月3日(火)~21日(土)

とある場所で目に飛び込んできた『道草のとちゅう』という言葉が
今の私の気持ちに最も近いと思い、個展タイトルとしました。
ここ最近の自分から出てくる形や色や何かを木版画にして展示します。

●尾崎カズミ (木版画作家/ イラストレーター)
大分県生まれ 兵庫県在住。
2005年digmeoutオーディション通過後よりイラストレーターとして活動をはじめる。
2012年に主な画法を水性木版画に変更し、東京・大阪を中心に個展や企画展に参加。
不定期でワークショップなども開催。
主な仕事に書籍装画【篠原勝之著「骨風」】【森敦著「月山・鳥海山」】
文芸誌表紙や挿絵など。

ホームページ https://ozakikazuminoki.wixsite.com/ozakikazumi
インスタグラム https://www.instagram.com/ozaki_kazumi/

山口ちよ子「ごきげんさん」
2019年11月19日(火)~30日(土)

切ったり貼ったり、重ねたクレヨンを削ったり。
どこかの日常、ごきげんさんな風景をえがいています。
是非ご覧ください。

●山口ちよ子
1977年大阪生まれ、西宮市在住。
絵話塾13期生イラストコース修了。

インスタグラム https://www.instagram.com/chiyoko_yamaguchi/

カペイシャス展覧会 #12
2019年11月12日(火)~16日(土)

黒瀬貴成「黒瀬貴成を探せ!!!!6」
紙に色鉛筆、マーカー 540x765mm 2018
菊池沙耶香「ぶどうとアコーディオン」
ボードに色鉛筆、フェルトペン 515x728mm 2015

本展では、色鉛筆を使った色彩の溢れる世界を描き出す若手作家2人を、同時にご紹介します。
黒瀬貴成(b.1994〜) は、「スクール水着のふくよかな女性」が「金管楽器(法螺貝)を吹く」という独自の世界観を放つ作品シリーズを手がける作家として知られていますが、今回は「僕が◯◯になって◯◯している所。」という自己変身シリーズと、細かに丁寧に描き塗られた「黒瀬貴成を探せ!」シリーズをご紹介。
菊池沙耶香 (b.1994〜) は、同一のモチーフを画面一杯に繰り返し描き、隣同士に塗られた色彩が互いに響き合うような、パワフルな作品を生み出します。今回は、「花」や「葉っぱ」などから、図鑑で出会った「世界の民族衣装」まで、多様なモチーフの作品をご紹介。尚、菊池沙耶香は、capaciousで初紹介です。

www.capacious.jp

寺田和代写真展「熱と空気ーglass blowingー」
2019年10月22日(火)~11月2日(土)

1300度の炉の中でガラスが溶ける。
オレンジ色の生き物のように存在感を放つガラスを竿の先に巻き取り冷めないように一定の温度をキープしつつ、炉の中で思い描く形にしてゆく。
熱しすぎると形が崩れ、温度が低くなると割れてしまう。

「吹きガラス」と「写真」はとてもよく似ていると私は思う。
形の定まらない熱いガラスの塊をいろんな道具を用いて形にしてゆく吹きガラス。
曖昧だけれど確かに存在する空気や時間や感情というようなものをカメラという道具を使って目に見えるものとして固着させる写真。
直接手で触れることができなくて、なかなか思いどおりにはならないけれど、思うような形を作ることができたり、
どこにでもありそうでかけがえのない瞬間を写しとることができたときの喜びも、とてもよく似ている。

寺田和代 フォトグラファー/建築CGレンダラー
三重県名張市生まれ。兵庫県西宮市在住。
総合建築会社、CG制作事務所、設計事務所などを経て2007年独立。
同年より吹きガラスをはじめ、今も制作を続けている。
猫と暮らし始めたことをきっかけにフォトグラファーに。
2014年より、写真教室を開講。
記憶に残しておきたい日常、猫と暮らす人々、吹きガラス工房の写真を撮り続けている。
http://kazuyoterada.com/

アミーン・ハサンザーデ=シャリーフ展
My Iranian Lions

2019年10月2日(水)~19日(土)

国立民族学博物館で開催中の特別展「驚異と怪異〜想像界の生きものたち〜」(11/26まで)で作品が展示されている、イランのイラストレーター、アミーン・ハサンザーデ=シャリーフの新作展です。
様々な不思議な存在を生み出してきたアミーンは今回、ライオンだけを愛情たっぷりに描きました。アミーンの頭の中のライオンワールド、存分にお楽しみください。
Caloでは2017年につづき、2度目の展覧会です。

※本展は東京のSEE MORE GLASSに巡回します(11/7-17)

【トークイベント】 「イラン民俗のなかの動物たち」
10月15日(火)19:30~21:00
定員:20名
会費:1500円
イラン民俗学がご専門の竹原新さん(大阪大学准教授)をお迎えし、イランの昔話、伝説、俗信などに現れる、ライオンをはじめとする動物たちについて、お話しいただきます。
企画協力:サラーム・サラーム http://www.salamx2.com/

IDEABOOKS ARTBOOK EXHIBITION
2019年9月17日(火)~27日(金)

アムステルダムのアート系ディストリビューターIDEABOOKSの秋の新刊洋書のサンプルを展示・受注します。
秋は力の入った新刊が多い時期。ヨーロッパを中心に世界中の流通量が少なめな独立系出版社や美術館、ギャラリーが発行する書籍を、お手にとってご覧いただいた上でご注文いただけます。お気軽にお立ち寄りください。
https://www.ideabooks.nl/

常設展
8月20日(火)~9月14日(土)


立花文穂「書体 shape of my shadow」
2019年7月16日(火)~8月3日(土)

2011年の国立国際美術館「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」、2017年のアートエリアB1「鉄道芸術祭」などへの参加で、アーティストとしての活動が大阪でも知られるようになった立花文穂さん。
実家が営んでいた製本所での経験から紙や文字そのものの魅力を引き出す本作りは、グラフィックデザイナーとしても特別な存在であり、デザインだけではなく編集から製本まで手がけるスモールプレスの主宰者でもあります。

今回の展示では、2018年に入って毎日書き続けられた“字のような何か”をまとめた作品集「書体」に収められた作品をご覧いただきます。“書体”とは“書く体”の意味。本では掌ほどのサイズですが、実際には人の身体と同じくらいの大きさに伸びやかに書かれています。人と文字と紙の関わりが積み重ねてきた時間が、立花さんの身体をとおして凝縮された作品。どうぞ会場でご覧ください。

立花文穂「書体 shape of my shadow」
B6変形 96頁
デザインと製本=立花文穂
英訳=ミヤギフトシ
350部限定
¥3750(税別)

●トークイベント
立花文穂×橋本梓(国立国際美術館主任研究員)
7月15日(月/祝)18時~19時半
参加費:1500円(1ドリンク付)
「風穴」展の担当学芸員である橋本さんにお越しいただき、立花さんの作品づくりについてお話を伺います。
※7/15はイベントのみの営業です。展覧会は翌日からですが、イベント時に展示もご覧いただけます。

「別冊月刊ビル 特薦いいビル 国立京都国際会館」出版記念
西岡潔 写真展 BUILDINGS
2019年6月25日(火)~7月13日(土)

歩いていれば目に入るものは自然か人工物
都心部では、それらの中で建物が多くを占め
理路整然と建ち並んでいるわけではなく
時代のレイヤーであるかのように建物たちは混在している
時代とともに変化していく街の形
近年、高度経済成長期の建物が多く建て替わり、新たな街の形になり
形成されてゆく

本展は「別冊月刊ビル特薦いいビル 国立京都国際会館」BMC著で使われていない写真も含め、写真家西岡潔の視点で今までに撮った建築写真を合わせた展示作品。

西岡 潔(にしおか きよし)
1976年大阪生まれ。写真家。2016年に東京から奈良県東吉野村に住まいを移し、自然、風景、建築、人を撮りながら日々「場と間と関わり」をテーマに作品制作にあたっている。現在は移住者のクリエイターらが設立した「合同会社オフィスキャンプ」に所属。中山間地域を活動の中心として日本全国をフィールドに制作物やプロモーションを行なっている。
http://www.nishioka-kiyoshi.com/

●トークイベント
7月6日(土)18時~19時半
参加費:1500円(1ドリンク付)※要予約
『特薦いいビル 国立京都国際会館』の著者BMCのおひとり高岡伸一さんをお迎えして、西岡さんとのトークイベントを開催します。

インドネシアのインディープレスブックフェア
2019年6月4日(火)~22日(土)

お付き合いも2年目になったジャカルタのPost Bookshop / Post PressとBinatang Pressの本を中心にご紹介します。
ジョグジャカルタ、デンパサールで入手したZINEの閲覧と、インドネシアのZINEと交換できるZINE EXCHANGEもあります。

capacious EXHIBITION #11
カペイシャス展覧会 #11
Ryuhei Shibata Solo Exhibition 柴田龍平 個展
2019年5月28日(火)~6月1日(土)

1988年火曜日生まれ。2007年よりユウの家(堺市)にて週に1回の絵画クラブの時間に制作を行う。
数字に強い関心を持っており、好きなアイドルのCDの曲の長さや、テレビ番組の放映時間など、様々な数字を画面に書き出していく。描く過程で電卓を素早く弾くのだが、独自の計算方式の為、その意味は謎めいている。
身の回りの世界を数字を介して捉えるアーティスト、柴田龍平の待望の初個展を開催いたします。
https://www.capacious.jp/

IDEABOOKS ARTBOOK EXHIBITION
2019年5月7日(火)~18日(土)

アムステルダムのアート系ディストリビューターIDEABOOKSの新刊洋書のサンプルを展示・受注します。
ヨーロッパを中心に流通量が少なめな独立系出版社や美術館、ギャラリーが発行する書籍を、お手にとってご覧いただいた上でご注文いただけます。
https://www.ideabooks.nl/

ananas press 『エア メイル』
2019年4月13日(土)-5月4日(土)

40数年前の手紙の束をおさめた作品
『Letters from Reiko 1975–1984』 と、
そこから生まれた『AIR MAIL』など、
「手紙」にまつわる作品を展示いたします。

ananas press(アナナプレス)
製本作家・都筑晶絵とブックデザイナー・山元伸子によるリトルプレス。
紙、印刷、製本の魅力とあたらしい本のかたちを探りながら、読むだけでなく見てさわっていつまでも愉しめる本を作りたいと、2008年より活動。主に活版印刷や孔版印刷で刷り、製本は一点一点手作業で作っている。
http://ananaspress.com/

●都筑晶絵さんのワークショップを開催します
日時:2019年4月14日(日)1回目10時~12時半 2回目14時~16時半※2回とも満席です
2回とも内容は同じです。
参加費:3240円(1ドリンク付)
定員:各回10人 ※要予約

製本の基本の道具である骨のヘラ(bonefolder)とテフロンのヘラ(teflonfolder)を使って、様々な種類の紙をきちんと折る練習から始め、一枚の紙を折り畳んでできる封筒と包み、正方形の小さな本のようなカードのようなものなど、3種類の折り方を教えます。
折り畳んだ紙に切り込みを加えたり、折りの向きを変えるだけで一枚の紙からさまざまな可能性が広がります。招待状や手紙などにどれも応用できる折り方です。

瀬尾夏美『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』(晶文社)刊行記念展
2019年3月27日(水)~4月11日(木)

アーティストの瀬尾夏美さんは、東日本大震災後に出会った風景や人々の言葉を受け取って、自身の身体を通じて、文章、絵、写真、映像、さらに朗読と、さまざまな方法で表現してきました。震災後の約7年間のtweetを中心としてまとめられた『あわいゆくころ』には、「みぎわの箱庭」「飛来の眼には」の2編の未来を描いた絵物語も収められました。
展示では『あわいゆくころ』につながる作品を展示します。多様な表現方法から立ちあがる瀬尾さんの物語の紡ぎ方にふれていただければと思います。

フルタミチエ「ひかりとにじみとおとずれ」
2019年3月12日(火)~23日(土)

絵がとき放つ作業だとすれば、陶はとじ込める作業のように思う。
ふりつもった記憶の断層は、形を変えてもう一度放たれていく。
そして、おとずれを待つのです。

常設展
2019年2月26日(火)~3月9日(土)

キタミノル個展「ツクリバナシ」
2019年1月29日(火)~2月23日(土)

絵本を作ってみようと考え始めて、数年が経ってしまっている。
今は作品を展示することで、絵本のようなツクリバナシを作っている。
結末のないツクリバナシ。 頭の中には届いている。 目の前に届けようとしている。

●January Party
2/2(土)17:00~
若狭ビルと山登寿ビルの5つの画廊にて合同パーティーを開催します。

常設展
2019年1月8日(火)~26日(土)