2023年8月4日(金)19:30~21:00
参加費:1000円+ドリンク代別途要
定員:20名程度
昨年「加速する社会からの撤退」をキーワードに、奈良・奥大和の地でこれからの人生を考える学びの場「山岳新校」がスタートしました。この度、この「山岳新校」の取り組みを支える現状分析と思想=論考、学校での実践の様子を収めた記録集『山岳新校、ひらきました』を刊行しました。
今回は本書の執筆者のうち、文化社会学を専門とする奈良県立大学准教授の松岡慧祐と、山村で自宅を開いて図書館活動を行なっている「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」の青木真兵の対談です。
同年代の松岡と青木が、都市と地方、消費文化などのキーワードで「撤退」について語り合います。
ぜひお越しください。
青木真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、執筆活動などを行なっている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館―ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。新刊は光嶋裕介との共著『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)。
人文系私設図書館ルチャ・リブロ https://lucha-libro.net/
松岡慧祐(まつおか・けいすけ)
奈良県立大学准教授。専門は社会学。主著に『グーグルマップの社会学― ググられる地図の正体』(単著、 光文社新書)など。1982 年岡山県生まれ、香川県育ち。 17 歳の時にフェリーに乗って遊びに来た大阪のアメ リカ村に魅せられ、大学進学から22年間、大阪に住み着き、古着屋をめぐり続ける。今のところ年に1回、妻と沖縄の離島を旅することが、都市からの唯一の撤退。